でも、やっぱり、おかしいなって、思っては、いたんです。

それは、点滴を打って、車で家に着くころに、来ました。

トイレに行きたいと。

家の玄関のカギを開けるのも、もどかしく、トイレにふらふらと・・・
本人としては、駆け込んでいるつもりなのでしょうけれども。

見ているこちらとしては、「ふらふらと」っていう感じなんですね。
仕方ないな、年だからって、思っていたのですが。

トイレから、なかなか出てこないので、見に行くと。
おもらしして、焦って、ふがふが、言葉にならない言葉をしゃべっているんです。

唇も、赤い色ではなく、紫色っぽくなっているし。
これは、ただごとではないっていうことで、
ズボンだけを履き替えさせて、
今、乗ってきた車に、もう一度、乗せて病院に。

先生は、おかしい・・・ってつぶやきながら、「入院しましょう」っていうことに。